横浜華僑通訊 最新2019年78月号より抜粋

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僑領を招き 僑団懇親会を開く

孔大使、僑領らと会見

聯合総会、大会を開催 廖雅彦会長留任

廣東同郷会、浜離宮を散策

華文教育の「新たな100年」を目指して

中国語なう



僑領を招き 僑団懇親会を開く 

 横浜華僑総会は7月8日に開催する第14届横浜華僑総会会員代表大会を前に6月12日(水)、京浜地区の僑団代表らを招き横浜中華街にある桂宮で懇親会を開いた。21僑団の代表と、本会の会長・副会長・議長団・常務理事・事務局、計51人が出席して懇談した。
 この懇親会は、華僑総会の今届13届(2017年~19年)の2年にわたる活動に対する諸僑団の理解と協力に感謝し、あわせて第14届会員代表大会開催にあたり、これからの新たな2年の活動を担う会員代表の選出および理監事候補者の推薦を諸僑団に依頼するもの。
 本会の全艶栄・李悦両事務局員が司会を務めた。王忠福会長はあいさつで、本会の活動を支援する諸僑団の日ごろの協力に感謝し、会員代表大会開催にあたり各僑団のいっそうの協力を要請した。
 その後、会員代表選挙委員会委員長を務める楊義誠副会長が、横浜華僑総会が2年に1度開催する会員代表大会の趣旨を説明、各僑団に対し今後2年の横浜華僑総会の活動を支える会員代表の選出と、理事・監事候補者の推薦を依頼した。
 つづいて、本会理事で「国慶70周年実行委員会」の陳宜華委員長が、今年の70周年国慶節慶祝行事は例年より規模を大きくし盛大に祝う計画であると報告した。陳委員長は、建国70周年を迎える祖国に思いを馳せ、中日友好を促進し、華僑の団結を強化していくことをテーマに10月1日の国慶節を熱烈に慶祝しようと広範な僑胞の支援と協力を呼びかけ、乾杯の音頭を取った。
 宴もたけなわのころ、宴卓にマイクが回された。出席した各僑団代表はそれぞれの団体の活動内容や現況を紹介した。
 午後8時過ぎ、余凱副会長の閉会のあいさつで懇親会は幕を閉じた。


孔大使、僑領らと会見

 
 程永華前駐日特命全権大使の後任として5月30日に羽田空港に降り立った孔鉉佑特命全権大使は6月1日(土)、さっそく東京華僑会館で開催された在日華僑が主催する就任歓迎会に出席し、本会の正副会長や顧問ら首都圏の僑領と会見した。
 歓迎会には孔大使のほか王秀君大使夫人・郭燕公使・詹孔朝参事官および大使館の関係者、また、日本華僑華人聯合総会廖雅彦会長・全日本華僑華人聯合会劉洪友会長・東京華僑総会林斯福会長・日本中華総商会厳浩会長など、首都圏の在日華僑界の代表130余人が出席した。
 横浜から本会王忠福会長、各副会長、曽德深顧問(山手中華学園理事長)・任政光顧問、張岩松理事(山手中華学校校長)、羅明珠理事兼事務局長が出席した。
 孔大使は歓迎会開催に感謝し、端午節を迎えて僑胞を祝福し、次のように述べた。
 「祖国と大使館はどんなときでも百万近い在日華僑華人のことが気がかりだ。私が着任して真っ先にみなさんに表敬したのは、祖国からのあいさつと祝福をいち早く届けるためである。最近外部情勢が複雑だが、しかし中国は40数年間の改革開放で多くの風雨を経て急速な発展を遂げ、新たな歴史的起点に立っている。今後の中国の発展でも依然として風雨に出会うだろうが、しかしともに炎黄の子孫であるわれわれが一致団結すれば、中国のまい進は止まることはなく、「2つの百年」(21年の中国共産党創立百周年と49年の中華人民共和国成立百周年)という奮闘目標も必ずや実現できるだろう。
 長期にわたり広範な華僑のみなさんは祖国の発展のなかで自身の発展を遂げ、祖国および時代とともに歩み、改革開放とともに成長してきた。駐日中国大使館はこれまでと同様、華僑華人社会、華僑組織の団結と進歩に関心を寄せ、すべての在日華僑の幸せと事業の成功を願っている。同時にまた、みなさんが祖国の「2つの百年」の奮闘目標実現のために引き続き知恵と力を出すよう希望する。」
 孔大使はさらに、「いま中日関係は改善と発展の重要な時期にあり、国交正常化後の第12代駐日大使として、その重い責任を深く感じており、力の限りを尽くして祖国と人民から与えられた職務を全うし、中日関係がより大きく発展し、両国人民が幸せになるよう、また地域と世界の安定や繁栄に貢献できるようにしていきたい。広範な在日華僑の支援もあり、私には中日関係をよい方向に発展させる自信がある。これからも私と大使館の仕事を支持し、中日関係の発展のために引き続きかけがえのない役割を果たすよう衷心より希望している。」と述べた。
 日本華僑華人聯合総会廖雅彦会長、全日本華僑華人聯合会劉洪友会長、日本中華総商会厳浩会長がそれぞれ「孔大使が着任早々われわれを訪ねたことに感激している。祖国と大使館が長年にわたって華僑に関心と支持を寄せたことに感謝し、これからも孔大使の指導の下、一致団結してまい進し、新中国成立70周年を契機に、祖国の発展と建設に尽くし、中日友好促進に新たな功績を残したい。」などと孔大使着任の歓迎のことばを述べた。
 その後、会場を維新号新館に移し、孔大使歓迎レセプションが行われた。本会王会長は孔大使に書簡を手渡し、横浜で準備を進めている「国慶70周年慶祝行事」に対し理解と協力、および支援を要請した。
 孔大使が着任間もなく華僑リーダーと会見したことは、祖国の僑胞に対しする温かな心遣いの表れとして受け止められている。


聯合総会、大会を開催   廖雅彦会長留任
 
 日本華僑華人聯合総会(廖雅彦会長)は6月23日(日)、第21届代表委員大会を静岡県熱海市の金城館で開催した。
 北は北海道、南は九州に至る各地の僑会・僑校の代表と、未加盟の僑会代表がオブザーバーとして出席。約60名の僑胞代表が討議し、親睦と交流を深めた。
 来賓として、駐日大使館詹孔朝参事官兼総領事・焦蓓領事、駐新潟総領事館の王煥領事室長と池延華領事、また全日本華僑華人中国統一促進会の陳慶民名誉会長が出席した。
 横浜から、本会の王忠福会長と朱銘江副会長、また横浜山手中華学園の曽德深理事長(本会顧問)と張岩松校長(本会理事)が出席した。
 午後2時、神戸華僑総会の陳明徳会長が司会し開会。議長団に陳明徳(神戸)・趙知理(大阪)両僑会会長を選出して議事に入った。
 まず、聯合総会の廖会長があいさつ、出席者を歓迎し、過去1年の活動を報告した(右下写真)。
 廖会長は、多くの僑胞の関心ごとである「在留カード」更新にあたり、今後は当局から事前に更新通知が来るようになったこと、「身分証」を持たない僑胞が中国国内で自らの身分を証明する際は「護照(旅券・パスポート)」がその機能を果たすことが再確認されたことなど、僑胞の民生にかかわることが改善されつつあると報告した。
 つづいて、中国大使館の詹孔朝参事官兼総領事が来賓を代表して日本語であいさつ、大会開催に祝意を表し、日本華僑華人聯合総会が長年にわたり華僑の団結と地位向上のために果たしてきた役割を高く評価した。
 つづいて、議長が北から南の順に出席者を1人ずつ紹介した。
 その後、聯合総会の陳隆進事務局長が会計などを報告し、質疑応答、会計監査報告を経て承認された。
 また、現在常務委員を務める東京・横浜・京都・大阪・神戸の5地区と九州地区の代表からなる常務委員と監事2名が紹介され、全員の留任が賛成多数で決まった。今年は会長改選の年にあたり、会則にのっとりただちに臨時常務委員会が開かれ、廖雅彦会長の留任が決まった。
 休憩後、廖雅彦会長以下の新執行部発足が報告された。
 つづいて、横浜山手中華学園曽理事長と神戸中華同文学校張述洲校長がそれぞれ、創立120周年を迎えた各校の現況を報告した。
 事前に各地の僑会から提起された、大使館や各総領事館・聯合総会などに対する要望・質問については、廖会長が寄せられた意見を集約し経緯と結果をまとめて回答した。
 つづいて中央大学の呉天降名誉教授が、中・米両国の貿易摩擦を取り巻く世界情勢について講演した。
 出席者一同で記念写真を撮り(左上写真)、大会は幕を閉じた。
 午後6時半ころ、同館宴会場で懇親会が開かれた。大阪華僑総会趙知理会長の発声で乾杯し、参加者は新交旧歓の僑誼を深めた。


廣東同郷会、浜離宮を散策


(一社)廣東同郷会(陸煥鑫会長)は6月2日(日)、都心散策の会を催した。薄曇りで絶好のウォーキング日和となったこの日、会員とその家族と会友、40数名がJR新橋駅に集合し、第1の目的地浜離宮恩賜庭園を目指した。
 午前10時に新橋駅を出発し、浜離宮北側の大手門に到着。入口で記念の集合写真を撮影(下写真)後、しばし園内を自由に散策した。
 浜離宮は歴史的には甲府藩の下屋敷の庭園であったが、その後将軍家の別邸「浜御殿」、旧宮内省管理の離宮を経て、戦後は都立公園として今日に至っている。
 純日本風庭園の背景には汐留地区の高層ビル群、そのコントラストが大都会東京の趣き。
 その後、庭園の北東側にある船着場から水上バスに乗船し、次の目的地である浅草を目指した。デッキに気持ちよいそよ風が吹いていた。
 水上バスは船幅ぎりぎりの狭い水門から東京湾へと出、船上から東京の街並みをながめた。
 船に揺られること約1時間、墨田区と台東区をまたぐ吾妻橋、某ビール会社の金色のオブジェ、東京スカイツリーがまぶたに入ると、間もなく浅草の船着場に到着。混雑した市街地を離れ、リラックスした休日の船旅を満喫した。
 廣東同郷会は毎年、春と秋に都内で散策の会を開催し、好評を得ている。      
(廣東同郷会)


華文教育の「新たな100年」を目指して 122
2019運動大会開催
 
 横浜山手中華学校2019年度運動大会が6月1日(土)に横浜市立北方小学校の校庭で開催された。
 この日、教職員と学生は早朝に集合し、準備に取り掛かり、2週間の練習期間とリハーサルの成果を発揮した。
 午前9時、「運動員行進曲」が鳴り響くなか、おそろいのウエアを着た学生は各クラス旗に先導され、台上の曽德深学園理事長・張岩松校長・譚優矢家長会長の前を足並みをそろえて行進した。
 つづいて荘厳な中国国家「義勇軍行進曲」が流れるなか、国旗掲揚儀式が執り行われ、曽理事長と張校長がそれぞれ、来場者に歓迎のあいさつをし、学生を激励した。
 学生はプログラムをとおし訓練の成果を十分に発揮した。
 閉幕式では中国大使館領事部の蔡磊氏と張校長が、勝利したグループと個人に賞状と賞品を手渡した。
 最後に種目の得点がカウントされ、今年度は白組が勝利した。
 張校長が閉幕を宣言し、閉会した。
     (横浜山手中華学校)


中国語なう 82

 表情包 biǎoqíngbāo
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意味:「微信」などで使われる、 イラストや文字などを組み合わせたステッカー

 「表情包」は、中国最大のメッセージアプリ「微信WeChat」などで使われる、イラストや文字などを組み合わせたステッカー・図柄のこと。
 見た目はLINEの「スタンプ」とほぼ同じで、驚き・あいさつ・あいづちなど、ユーザーの気持ちを表すために使われる点もLINEとほぼ同じ。
 LINEと違うのは、ネットのツールを使って好きな画像と言葉を組み合わせてオリジナルの「表情包」が簡単に作れることと、気に入った「表情包」を見つけたら、ダウンロードして自分の「微信」に追加できること。
 「表情包」自体はだいぶ前に登場したものですが、この数年で人気が爆発し、16年の「新語トップ10」にも選ばれました。
 「微信」の公式ストアからもさまざまな「表情包」がダウンロードできますが、圧倒的に多く流通しているのは自作の作品で、ごくごく内輪の友だち同士しか分からないネタで盛り上がれるのと、個性的な表現ができることが人気を保っている秘密のようです。
 中国の検索サイト「百度Baidu」に「表情包 熊」と入力すると、大量の「くまモン」のイラストがヒットします。日本のキャラクター「くまモン」が中国で有名になったのも「表情包」がきっかけだとされます。
 ちなみに、熊本県は13年に「くまモン」に音が近い「酷MA萌kùMAméng」を公式の中国語名に決めたものの、なかなか定着しませんでした。
 今年3月に熊本県は北京で記者会見し、中国でつけられていた「あだ名」である「熊本熊」を、「くまモン」の正式な中国語名にすると発表。これにより、漢字英文字混じりの「酷MA萌」という中途半端な名前は淘汰されました。
 中国のミニブログ「微博Weibo」には、「くまモン」の愛らしい「表情包」をダウンロードできるアカウントが数多く存在し、人気を集めているそうです。