横浜華僑通訊 最新2019年5月号より抜粋

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清明に祭祖

春の南房総を満喫

華文教育の「新たな100年」を目指して

中国語なう

訃 告



清明に祭祖

 祖先を敬い故人をしのぶ清明節を迎え4月5日(金)、横浜市中区大芝台にある中華義荘には早朝から多くの僑胞が家族を伴い墓参に訪れた。
 敷地にある桜も満開となり、穏やかな天候と暖かな陽気に「孝子賢孫」たちの足取りも軽く、「踏青」にふさわしい清明節の1日となった。
 公益財団法人中華義荘が主催する清明読経供養式が、午前11時から地蔵王廟で厳かに行われた。本会から生花が供えられ、楊義誠副会長が本会を代表し供養式に参列した。
 昨年の清明節以降に安骨堂に仮安置されていた白木の仮位牌は、供養後に遺族らの手によりくべられた。
 一般社団法人廣東同郷会や広東要明鶴同郷会はそれぞれ故郷のしきたりにのっとり、「三牲(お供えの3種の肉類)」などを用意し、廟内に祀られた地蔵王菩薩、中華公墓・安骨堂・后土之神などに線香を上げ、祈りを捧げた。


春の南房総を満喫


 一般社団法人廣東同郷会(陸煥鑫会長)は、春の花咲く3月31日~4月1日、恒例の春季温泉旅行会を開催した。目的地は千葉県の勝浦で、ホテル三日月に宿泊。会員·会友、その家族ら総勢95名が参加した。
 初日の午後、参会者は三三五五ホテルに到着。横浜からの参加者は、大型観光バスを利用し中華街より送迎した。チェックイン後、それぞれ温泉に浸かり日ごろの疲れを癒した。
 午後6時前、一同は同ホテル真砂亭3階の宴会場乙姫に参集し、集合写真を撮影(上写真)し、親睦宴会に臨んだ。
 広東要明鶴同郷会陸佐光会長が、用意された特大の盃を高々と掲げ乾杯の発声をし、大きな歓声のもと宴会は始まった。
 余興のプログラムでは、サックスやエレキギターの独奏、舞踊サークルのチベット舞踊などが披露された。またカラオケで自慢の十八番の歌を楽しみ、千葉近海で取れたサザエなどの海鮮をメインにした食事を満喫しながら楽しい一夜を過ごした。
 翌朝、参加者は各自ホテルを後にし、勝浦漁港を見学したり、朝市で地元の海産物を買ったりして楽しんだ。
 廣東同郷会の春季温泉旅行は無事幕を下した。 (廣東同郷会)


華文教育の「新たな100年」を目指して 120
2019年度 横浜山手中華学校で入学式

横浜山手中華学校(張岩松校長)は4月6日(土)午前、講堂で2019学年度の入学式を挙行した。
 午前10時、拍手に迎えられ、小学1年生3クラス76名、中学部1年生2クラス45名の生徒が入場した。
 続いて、高らかに国歌「義勇軍進行曲」が体育館内に鳴り響き、式典が始まった。張校長は今年度の学校幹部と新たに着任した2名の教諭と2名の委託講師を紹介した。
 続いて各学年各クラスの担任と、教科を担当する教諭の名前が発表された。
 小学1年生から中学3年生まで19クラス602名の生徒で2019学年度がスタートした。
 式の最後に全校生徒と教諭が校歌を合唱し、式典を締めくくった。
       (山手中華学校)

熊猫幼稚園で入園式
 熊猫幼稚園は4月8日(土)、山手中華学校の講堂で2019年度の入園・進級式を行った。
 大班園児に手を取られて新入園児が入場した。森田裕明園長は新入・進級園児と家長にお祝いの言葉を述べた。森田園長は続いてクラス担任や幼稚園の人事を紹介した。今年度、小班―星星組は2班40人、中班―彩虹組は2班39人、大班―太陽組は2班38人で、計117人。
        (熊猫幼稚園)

保育園小紅、入園式
 3月に卒園した園児が植えたチューリップが咲いて、4月1日(月)に保育園小紅の園児を迎えてくれた。
 2019年度は0歳児6名、1歳児6名、2歳児4名、合計16名の新入園児を迎え、進級児19名とあわせて園児35名となり、職員は23名でスタートした。
 入園・進級式では、進級した子どもたちが歌で歓迎し、担任の先生とあいさつを交わした。
 翌日から慣らし保育が始まり、毎朝にぎやかな泣き声が響いている。
 新入園児1人ひとりが1日も早く保育園に慣れ、開放的な保育室で、安全を確保しながら、笑顔いっぱい元気いっぱいに楽しく過ごし、おいしい給食をたくさん食べて健やかに育ち、保護者の皆様が安心してお仕事に専念できるよう、職員一同力を合わせていきます。
         (保育園小紅)


中国語なう 80

扫一扫 sǎoyisǎo
  意味:①(ちょっと)掃除する
     ②(気軽に)スキャンする
 「扫(掃)」は動詞として「(ほうきでごみ・ほこりなどを)掃く、掃除する」という意味が一般的です。
 「他正在扫院子」は「彼はいま庭を掃いている」、「扫得真干净」は「きれいに掃除している」です。
 また「掃く、掃除する」から派生して「取り除く、なくする」という意味もあります。
 かつて中国大陸で文化大革命の嵐が吹き荒れていた時代、「横扫一切牛鬼蛇神niúguǐshéshén(牛鬼蛇神を一掃する)」というスローガンが叫ばれました。「牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)」は、文化大革命中に階級の敵とされ批判の対象となった人びとを指す言葉です。「牛鬼」は頭がウシの形をした鬼神、「蛇神」は体がヘビの姿をした神。出典は杜牧の『李賀集序』で、本来は、奇怪なこと、とりとめがないこと、卑しくて心がねじれている人のたとえで、容貌が醜いことのたとえに用いられることもありました。
 話が脇にそれましたが、「扫一扫」に戻りましょう。今回取り上げる「扫一扫」は、その動きがほうきを持って掃く動作から転じて「気軽にスキャンする」という意味になりました。
 今日、中国人の生活は「微信(ウィーチャット)」を中心に成り立っているといっても過言ではありません。スマホの電話帳に知り合いを加えたり、クーポン券をダウンロードしたり、チケットを買ったり、代金支払いなどは、ほとんどがQRコードをスキャンすることで済んでしまいます。 
 また、必要なデータを盛り込んだQRコードなどの二次元バーコードで名刺を作る人も増えています。
 「扫一扫」でできることは、代金支払いにとどまらず、シェア自転車のロック解除、見学の際の解説音声再生、商品のトレース、通販で購入した物の現在位置確認、飛行機の搭乗などにも及んでいます。大都市はもとより、地方の小さな街でもQRコードスキャン機能のついたPOSマシーンが普及していることが目に入ります。
 中国で「扫一扫」という漢字を見かけたら、ほうきではなくスマホの出番のほうが多くなっていますから、気をつけてくださいね。


訃 告
薛隆華氏
(本会元理事、横浜中華学校5届楊美宋女士ご夫君、29届薛昌治氏・32届薛頼忠氏ご尊父、福建省福清)19年4月13日に逝去されました。享年86歳。通夜は4月14日・告別式は4月15日、「みなと総合斎場」で執り行われました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。